【小さな胸に刻まれた、生きる勲章。心室中隔欠損の手術を乗り越えて。】

ついに、手術の日がやってきました。

これまでずっと、心臓の欠損や肺動脈の数値と向き合ってきたけれど、この日が来るのが怖くて、でも、どこかで「早く楽にさせてあげたい」と願う自分もいました。

手術室への見送り

小さな手術着に身を包み、ストレッチャーに乗せられていくわが子。

「頑張ってね」と声をかけるけれど、本当は私たちが震えていました。

手術室の重い扉が閉まった瞬間、時間が止まったような感覚。

病院の待合室で、お父さんとお母さん、二人でただただ無事を祈るしかできない、人生で一番長い数時間でした。

手術終了の呼び出し

「手術、無事に終わりましたよ」

先生のその一言を聞いた瞬間、張り詰めていた糸が切れて、涙が止まりませんでした。

肺動脈の循環が整い、心臓の穴が塞がった。

それは、わが子の「新しい誕生日」のような気がしました。

ICUでの再会

管がたくさんついた姿は痛々しいけれど、それでも力強く打っている心拍。

胸に新しく刻まれた傷跡は、この子が一生懸命に「生きたい」と願って闘った、誇り高き勲章です。

バラバラで過ごした夜も、不安で押しつぶされそうだった日々も、すべてはこの瞬間に繋がっていたんだと感じました。

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