【ダウン症】NICU退院。初めて外の空気を吸った日、家族3人で車に乗った90分間のこと。


はじめに

NICU退院が決まったとき、正直、嬉しさと不安が半々でした。

ずっと待ち望んでいた「家に帰れる日」。
なのに「本当に大丈夫だろうか」という気持ちが、頭の隅から消えなかった。

この記事では、NICUを出て自宅に帰るまでの30分〜1時間、
あの車の中での出来事を書き残しておきたいと思います。


NICUを出た瞬間、この子は初めて外の空気を吸った

退院の日。
病院のスタッフさんに見送られながら、この子を抱いてNICUの外に出ました。

鼻にはまだチューブがついていました。
入院中ずっとそうだったから、それが当たり前の顔になっていたけれど、
外の光の中で見ると、改めてその小ささと、ここまで来た道のりが胸に迫ってきました。

病院の外に出たとき、この子は初めて外の空気を吸いました。

風が少しあって、この子の髪がほんの少し揺れた。
それだけのことなのに、なぜか泣きそうになりました。


チャイルドシートに乗せたら、体が小さすぎて埋まった

車に戻って、チャイルドシートにこの子を乗せようとしたとき、思わず笑ってしまいました。

小さすぎて、埋まる。

新生児用のチャイルドシートなのに、この子の体はすっぽりと沈んでしまって、
顔だけがちょこんと出ているような状態でした。

それでも、ちゃんとそこにいる。
ちゃんと呼吸している。

チューブを確認して、ベルトをそっと締めて、いよいよ出発しました。


パパは運転、ママは後部座席でこの子のそばに

ママはこの子のそばを離れたくなくて、後部座席に乗りました。
パパは運転しながら、何度もバックミラーでこの子の様子を確認していました。

走っている間も、この子の胸が上下しているのを確認し続けていました。
「ちゃんと息してる?」「チューブは大丈夫?」

そして車が走り出してしばらくすると、この子はあっさり眠りました。

揺れが気持ちよかったのか、疲れていたのか。
静かな寝顔を見ながら、ママは後部座席で搾乳機を動かしていました。

病院でも毎日やっていたことなのに、車の中でやるのは不思議な感じがした。
日常が、少しずつ戻ってきているような気がしました。


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私たちが使っていた当時とモデルは変わっていますが、同じピジョンのプロパーソナルシリーズ。
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NICU退院後のママには特におすすめしたい一台です。

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嬉しいけど、不安だった

帰り道、正直な気持ちを書きます。

嬉しかった。本当に嬉しかった。
でも、ずっと不安でもあった。

病院にいれば、何かあってもすぐに看護師さんが来てくれる。
医師がいる。機械がある。

でも家に帰ったら、全部自分たちでやらなければいけない。
経鼻栄養のチューブも、ミルクも、体重管理も。

「何かあったらどうしよう」という気持ちが、ずっと胸の中にありました。

それでも車は進んで、やがて見慣れた景色が窓の外に広がってきました。

ああ、帰ってきたんだ。


自宅に着いたとき

玄関を開けて、この子を家に連れて入ったとき、
何も言えなくて、しばらくそのまま立っていました。

ここから、本当の意味での育児が始まる。
不安は消えないけれど、この子はここにいる。

それだけで、前に進めると思いました。


おわりに

ダウン症のお子さんをNICUで待ち続けているご家族へ。

退院の日は、きっと来ます。
嬉しさと不安が混ざり合ったあの感覚は、きっとあなたも経験すると思います。

それで、普通だと思います。

あの90分の車の中、この子の小さな寝顔を見ながら、
私たちは家族になっていったような気がします。


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