はじめに
NICUを退院して、家に帰ってきた日。
玄関を開けて、この子を抱いて中に入ったとき、
この子はきょろきょろと周りを見回していました。
当たり前です。
この子が生まれてからずっといた場所は、病院だけ。
白い天井、機械の音、保育器のガラス越しの世界。
それしか知らなかったこの子にとって、
「お家」は、生まれて初めて見る景色でした。
病院以外の場所を初めて見た顔
リビングに入った瞬間、この子の表情が変わりました。
不思議そうな顔。
天井を見て、壁を見て、窓の外を見て。
何かを確かめるように、ゆっくりと視線を動かしていました。
泣くわけでもなく、笑うわけでもなく。
ただ、じっと見ていた。
その顔が忘れられません。
病院では見たことがなかった表情でした。
この子なりに、新しい世界を受け取っていたのだと思います。
まず寝かせたのはネムリラだった
この子をどこに寝かせようか、実は入院中からずっと考えていました。
NICUでもネムリラを使っていたので、
家でも同じ環境にしてあげたくて、退院前に準備していました。
自動でゆっくり揺れるので、この子が安心するのはわかっていた。
そして正直、パパとママにとっても助かった。
手が離せる。
NICUから帰ってきたばかりのこの子のそばで、
ずっと抱っこし続けるのは体力的にも難しい。
ネムリラがあったから、体重計で授乳量を確認したり、
チューブの準備をしたりする時間が作れました。
【退院前に準備してよかったもの①:ネムリラ】
病院でも使っていたので迷わず選びました。
自動スウィング機能があるので、置いても泣かない時間が増えます。
NICUっ子を育てるご家庭には特におすすめです。
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ベビーベッドはハイタイプにしてよかった
ベビーベッドはハイタイプを選びました。
床に近いと、チューブの管理やおむつ替えのたびに腰をかがめなければいけない。
でもハイタイプなら、立ったままケアができる。
NICU退院後は何かと処置が多いので、
高さのあるベッドは本当に正解でした。
【退院前に準備してよかったもの②:ハイタイプベビーベッド】
チューブや医療的ケアがあるお子さんには特にハイタイプがおすすめです。
腰への負担が全然違います。
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体重計は必需品だった
ダウン症のこの子にとって、体重管理は特に大切でした。
授乳のたびに体重を測って、どれだけ飲めたか確認する。
病院でやっていたことを、今度は家でやる番です。
タニタのベビースケールは1g単位で測れるので、
授乳前後の体重差から母乳量が計算できます。
退院直後は毎日測っていました。
数字が増えるたびに、ほっとした。
数字が変わらない日は、不安で眠れなかった。
あの体重計の数字に、どれだけ一喜一憂したかわかりません。
【退院前に準備してよかったもの③:ベビースケール】
1g単位で測れるタニタのベビースケールです。
授乳量機能付きなので、授乳前後に測るだけで母乳量がわかります。
ダウン症や低出生体重児のお子さんがいるご家庭には特におすすめします。
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初めての夜
その夜、この子はネムリラでゆっくり揺れながら眠りました。
パパとママは交代で様子を見ながら、
チューブを確認して、授乳して、また確認して。
病院のような安心感はなかった。
でも、家族3人で同じ部屋にいた。
それだけで、十分だと思いました。
窓の外には、病院では見えなかった夜空がありました。
この子にとって、初めて見る夜空です。
おわりに
初めてのお家の夜は、不安と嬉しさが混ざり合ったまま終わりました。
でも今思えば、あの「不思議そうな顔」が全てだった気がします。
病院しか知らなかったこの子が、
初めて世界を広げた日。
これからも、この子にとっての「初めて」を
一つひとつ、大切にしていきたいと思います。
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